09 水面のほとり。マジシャンとウィザードのあいだで。

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Leaf「騎乗で露店の間を駆け抜ける絵面ってよくない?(*´ω`*)」
 
 ひとにぶつからないように気をつけないとね?

 ビギナー帽とかレベルアップボックスとか。またほんのちょっと、冒険が様変わりした、ミッドガルドの世界。
 ビギナー帽という、とても強い装備の群れがアカデミーにぎっしりな光景を目にするのは、リーフはちょっとイヤでした。

 だって、1次職の始まりっていうのは、そういうものじゃないって、思うのです。

Leaf「それはそれとして、騎乗手綱体験だけは認める(*´ω`*)」

 それはまるで、あたらしい乗り物を手にしてはしゃぐ子供のように。

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Leaf「それじゃあいってみっかな、ミョルニール山脈!

 前回の激闘を乗り越えた力で。赤芋峠とよばれる道のりをこんどこそ越えてみせようと、魔法士は北へ向かってプロンテラを発つのでした。


 赤芋虫こと、アルギオペというモンスター。攻撃は痛いのですが、動きが鈍く、ファイアウォールやフロストダイバーで足止めできるマジシャンにとっては、かっこうの獲物で。
 ずうっとずうっと昔は、マジシャンたちの、ここでの狩りが流行っていたと聞きます。

 でも、イズルードダンジョン、龍之城での激闘をくぐり抜けたリーフももう、一人前のレベルです。
 修行中のマジシャンとは一段上の実力を見せるべく、アルギオペへと対峙するのでした。

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 足止めは?
Leaf「マジシャンは黙って真っ向勝負!(`・ω・´)」

 Intよりも先にAgiをあげる派なため、Intがまだまだ未熟なリーフ。FW10とレベル10ボルトをふつうに使っていたら、あっという間にSPがなくなるのです。

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Leaf「電池切れが早い体質なもので(*´ω`*)」

 漏電仕様。

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Leaf「凍らせたら雷魔法の威力2倍!ヽ(。・ω・)ノ゛」

 でもちょっとだけ、てくにかるな戦いもしてみたりして。
 なんだかんだで、アルギオペを次々と屠っていくくらいには、強くなっているのでした。


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Leaf「アルデバラン付近ってなんか気持ち悪いね?(´・ω・`)」
 不気味なくらいに大きな花や、薄暗い雰囲気のフィールドを越えて。


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Leaf「あるでばらーん!」
 門をくぐり抜けたそこは、街の中心に巨大な時計塔が建つ、水路の街でした。


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 塔?

Leaf「塔っていえる外見なのかこれ( ゜ω゜)」

 まあ、その街の中心は置いといて、リーフは街の観光に繰り出しました。


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 いつもお世話になっている、カプラサービスの本社もこの街に。

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 ソードマンかと思いきや、昆虫博士なひとも?

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 アルデバラン周辺の、モンスターの凶悪さを語る人たち。それはきっと、いまの冒険者の強さの基準には、ぜんぜんあてはまらないもので。
 赤芋峠を歩くだけで楽しかったであろう昔の冒険者たちの現在は、どうなっているんだろうと、リーフはちょっと思ってみるのでした。

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 アルデバランからさらに北に向かえば、そこは国境の向こう。ルーンミッドガッツ王国とは違う国へつながる風景が広がっていました。
 けれど、向こう側の地をしばらくみつめたリーフは、その場でくるり。

Leaf「またこんどだね」

 そのまま、アルデバランに戻ってみるのです。



 さて、冒険者の大半が、アルデバランでやることといったら、もちろん時計塔での狩り。
Leaf「アラーム狩りだーヽ(。・ω・)ノ゛」

 かつて、火の壁を立ち上らせるマジシャンたちで賑わっていたその場処へと、足を踏み入れるのでした。

 炎を立ち上らせる音……をいっさい立てず、かわりにカウンターダガーのクリティカルの音を響かせながら、リーフは進みます。

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 運良くクロックは何とか。

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 ライドワードの攻撃が痛くって。
Leaf「人食い箱つおくね?(´・ω・`)」

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 アラームも何とか……。

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 何とか?

Leaf「さくっとやられました(*´ω`*)」


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Leaf「そもそも私いまjob50だしなあ、ここで本気出して狩るモチベーションがないからしょうがないんだよ、うん」

 揺れる水面をみつめながら、リーフは呟きました。
 job50。両の掌に視線を移して、自分に流れる魔法の力を確かめてみます。

 モチベーションというなら、ウィザードへの道が開かれているいまこそが、やる気の原動力であるはずなのに。

Leaf「まだまだ。まだまだなんだ」

 かつてアルギオペに一撃でやられたころが、すっかり昔になって。
 自分の強さの成長も、時間の流れる速さも、自分自身の感覚とはちぐはぐで。

 だからか、ウィザードになって、新しい力を得ることに。新しくウィザードの道を歩むことに、ちょっとだけ不安があるのかも知れません。

Leaf「しばらく休んだら、プロンテラに帰ろう」

 マジシャンを卒業する前に、最後にリーフはひとつ、行ってみたいところがあったから。
 いろんなところを歩ける力が欲しい。そう考えて、マジシャンになった気持ちを忘れないように。
 そこで、マジシャンの最後の冒険をするために。

 橋のたもとで膝を抱えた魔法士は、揺れる水面を見つめ続けていました。

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  自分の未来に、しばらくのあいだ、思いを馳せてみるのでした。

 

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コメント
えか (URL) 2015-05-31 22:09
アルギオペ先生は本当はムカデだったはずなんだけど,ユーザーが赤芋虫赤芋虫いうもんだからとうとう公式に赤芋虫ということになったのか。
かににっぱもそうだったけど,こういう風にユーザーの都市伝説を拾い上げていく姿勢,キライじゃない。

町の人の話を聞いて回るのも面白そうだなあ。
ジャルデウ (URL) 2015-06-01 21:42
クエストでもない限り、町のNPCに話しかけることは全然無いですね><
リーフさんの記事を見てると、ROという世界にいるのに、狭い範囲でしか行動してないことに気付きます。
NPCとお話したり、散策したり。。。もっと色んな角度からROを体験しないと勿体無いですね。
Leaf (URL) 2015-06-01 22:22
>えかさん
ほんとはムカデなんですよね。赤芋虫のメッセージもあとから変わったのですか!( ゜ω゜)
でも町の人の話は、そういうROが盛り上がってた時代からはきっと10年変化してないかもなので、昔を知っているかたなら懐かしんだり、いまの仕様にあってないって苦笑いしたりできるのではないでしょうか(*´ω`*)

>ジャルデウさん
やわ毛あつめてくればなにか頭装備作ってやる! とかね(*´ω`*)
衣装が実装されていない昔はそうやって材料を集めていろんな頭装備を自分で作っていったのでしょうねえ。

散策するにも何か動機がないと、なかなか歩く気にはならないですし、そのへんは無理に理由を作ることもないと思いますよ。
じゃるさんがドーピングつぎ込んでドロメデスに挑んだ記事なんて、それこそじゃるさんだけの角度からのRO体験でしょうw
ひとそれぞれですよ(*´ω`*)
ろく (URL) 2015-06-02 03:16
アルデ到達おめでとう!

わたしもRO初めてすぐの初期、アルデに行ってみたくて、
でも2k払えなくて歩いて行ったことあるよ!
当時はハエでびゅんびゅんなんてとんでもなかったw

↑WPくぐればアルデ、というとこまできて、
当時そこに配置されてた玉ねぎにタコ殴りにあって到達出来なかったなあ、
懐かしい、いい思い出だ。
りゅう (URL) 2015-06-02 19:45
昔は魔法職でも前衛職でも、歩いてプロ→時計に行くだけでも一つの冒険だったんですよ。
なりたての二次職ではアルギオペも倒すの一苦労だった時代もあったし、色々なドラマがありました。
ベース60くらいの徒歩騎士がミルクを山のように背負って、+7ファイアカタナ一本背負って峠を越えるのを楽しんでいた時代もありました。
弱かったけど、楽しかったです。
Leaf (URL) 2015-06-03 00:59
>ろくさん
もうすぐのところでたこ殴りは悔しい><
ハエで飛ぶ習慣っていつごろできたんでしょうね?

>りゅうさん
そうそう、歩けばそこに冒険が転がっていたのでしょうねえ(*´ω`*)
そんな時代を楽しめた思い出を持っていらっしゃることがうらやましいです。

ノービスから1次職になるためにも転職試験があった時代、マジシャンの試験はルーンミッドガッツの西から東まで歩く必要があったものだとか。
ノービスの身で、そんなことするなんてそれこそ冒険ですよね。
rukino (URL) 2015-09-05 22:54
アルデバランの水辺が、あまりにも懐かしすぎたんで、記念にカキコ
12年も前のものが、今もどこかで誰かが同じようにしてるって、ある意味すごいなー
Leaf (URL) 2015-09-08 00:25
キャーrukinoさああん。コメントありがとうございます。
そう、緑と赤リスペクトの記事でございます(*´ω`*)

時計塔ダンジョンは現在でも賑わっております。
そうそう、昔プロンテラベンチ読んでたってひとにも出会いましたよ!
さすがに12年という時間の中で、引退したひとも数知れずでしょうけれど、
それでもたまに復帰しておもいでを語るひとたちの情景もいいなあ、と思います。
こういうふうに、「帰ってこれるネトゲ」という側面がROの強みになってる部分がある気がします。
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