05 そのちいさな一歩は、たしかにあなたの世界を。

 ――――沈没船から、プロンテラへと死に戻る。

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 アルベルタまで歩いた道のりを思い返して、でもそれを払うように、リーフは首を横に振りました。
Leaf「戻ってくる手間が省けたと思えばいいかな……」

 ならばこれからどこへ行こうか。西にあるゲフェン、東にあるフェイヨンには行ってみたのだから……。
Leaf「――――じゃあ、北にでも?」

 プロンテラの北には、高い山脈がそびえています。その、ミョルニール山脈を越えた先には水路の街、国境都市アルデバランがあるのでした。
 水路の街という響きに惹かれて、リーフは、北を目指して歩きはじめます。


 歩き始めた、のですけれど……。

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Leaf「い、いっかい死んだくらいじゃわたしの足はとまらないぜ(。゚ω゚)。 」


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 一撃死。

Leaf「うん、レベル的に北は無理くさい( ゜ω゜)」
 すっかり足が止まってしまいました。


 ……はてさて、またまたプロンテラで、リーフは腕を組んで行き先を考えます。
Leaf「歩いてフェイヨン、りべんじ編?(。゚ω゚)。 」

 以前は、カプラさんのワープで行ったフェイヨンでしたけれど、フェイヨンダンジョンや、プロンテラフィールドの経験が、リーフをちょっとだけ、強くしているのでした。
 いまの自分ならいけるかも?

 リーフは、足を踏み出しました。決意を新たに、以前の自分を越えてゆくのです。



 ――――そして、問題の敵、天下大将軍と遭遇するのでした。

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Leaf「おわ」
 その姿に驚きの声を漏らして、びくりとリーフは動きを止めてしまいました。
 ぎゅっと身体をかたくして、相手の攻撃が飛んでくるのを覚悟します。

 ですが、その攻撃は飛んでくることはありませんでした。

 リーフが留まったその位置は、まだ天下大将軍の射程の外だったのです。

Leaf「敵の射程範囲! そういう要素もあるのか!( ゜ω゜)」

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 遠距離攻撃が可能な、魔法士の面目躍如でした。


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 慎重に歩いて、時間はかかりましたが、歩いてフェイヨンへ行くリーフの目標が、無事に達成されました。
 フェイヨンの門を見上げて、リーフは思います。

Leaf「天下大将軍って、もしかしてフェイヨンのひとたちにとってだいじなものだったりするのかしら?( ゜ω゜)」

Leaf「街の条例で保護されてる動物を傷つけた罪とか言いがかりつけられたらどうしよう?」
 余計な心配だ。

 そのあと、フェイヨンの中で町のひとと目をあわせないように、こそこそ早歩きしていく怪しい冒険者のすがたが目撃されたそうです。

 そしてその不審者は、いま、フェイヨンダンジョンの前に立つのでした。
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Leaf「目指せ2階突破!\\٩( 'ω' )و //」

 入り口に入った瞬間から、開戦でした。

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Leaf「びびらせんな!」

 しかし1Fのモンスターたちは、もうリーフの敵ではありません。
 自身の快進撃に、リーフのテンションもハイになってゆき。

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 ローグのコスプレしたアコさんからもらった支援すらも投げ捨てる勢いで2Fへと……。

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Leaf「SPないわ!( ゜ω゜)」
 そこで回復を待つ理性はあったようです。

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 Leaf「行くぜぇあ!ヽ(。・ω・)ノ゛」

 いざ、2Fへ。現在の自分の力でどこまでゆけるのか、リーフは足を踏み出して――――。



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「攻撃が痛い><」

 ほとんど抵抗も出来ないほどの実力差。そんな敵たちに、いちいち文句をつけるのも飽きてきたくらいで。再挑戦をあきらめて、リーフはプロンテラに帰還することにするのでした。

Leaf「(´・ω・`)」




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 ――――こうして、2Fを歩くことは出来なかったけれど。でも、以前と違うものも、確かにそこにはあって。

 世界は広くて。越えるべき壁はたくさんあって。そして自身の歩みは決して速いとは言えないけれど。

 このちいさな一歩は、たしかにリーフの世界を広げてくれたのでした。


「次の目的地は決まったな! 目指せアルデバラン! 打倒ミョルニール山脈!\\٩( 'ω' )و //」
 打倒!?


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「いまのわたしにはこれくらいの敵が修行にちょうどいい(キリッ」

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 ミョルニール山脈を越える冒険者になるために、リーフの成長は、これからも続くのです。


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コメント
うさぎ隊長 (URL) 2014-10-27 21:50
なんて壮大な冒険譚なんだっ!物語性があるね!ワクワクするね!
俺はカプラ移動ばかりで世界を歩いてみるなんて滅多にないけど、一歩一歩進んで新しい世界を手に入れるっていいよなぁ(*´'▽'`*)
フェイヨンに将軍様が祭られていたなんて知らんかった!
たまにはゆっくりと歩いてみて、見逃していたものを見つけてみたい、そんなほっこりした気持ちになれました(*´ー`*)
Leaf (URL) 2014-10-28 21:11
これがプロンテラーフェイヨン間で繰り広げられた壮大な物語だよ!ヽ^ノ*'ω')ノシ
転送もテレポアクセも投げ捨てて、歩けばその先には、冒険が絶対に転がっているのだ(`・ω・´)

ずっと昔のノービス→マジシャン転職試験はゲフェンからフェイヨンまで、ミッドガルド大陸の西端から東の端まで、ノービスの身で歩く必要のある試験だったらしいですね。
砂漠だって迷いの森だってノービスの身で通る。これこそ3次職では味わえない大冒険だったのでしょうねえ。
(*´ω`*)
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